イスタンブール・カドゥキョイのホステルで一緒だった、アルゼンチン人の男性Way(ウェイ)さんが先日カッパドキアに着いたというので、約束をして工房へ行く前にお茶をすることになった。
ちなみに彼との出会いはホステルのキッチンで、私がこっそりと赤い湯たんぽにお湯を入れている時に現れて、
『"それは君の夕飯かい?"』
とジョークを言ってきたことから始まる。
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彼はアルゼンチンのロサリオ出身で、以前は10年ほど英語の先生をしていたそう。
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アルゼンチンは2度訪れていて、リトルプレスも作っていたので、アルゼンチン話で盛り上がる。
この旅行に持ってきていた私の作ったリトルプレスを見てもらって、大好きなドゥルセデレチェのことや、サンテルモのこと、(サンテルモの道の写真を見て、これ、サンテルモでしょう?と分かってくれた)を話した。
逆に日本のことも聞かれるのだけれど、上手く説明が出来ない。
ごめんなさい、本当に少ししか英語は話せないのです。
と言って、中学生、高校生と勉強はしたこと、旅行の初めの方は"How are you?" "I'm fine !"すらスムーズに言えなかったこと、それでも少しずつ少しずつ話せるようになったことを話した。
(ただ、本当にめちゃくちゃな文法)
私はいつも言葉に詰まると、
"ごめんね、少ししか英語が話せなくて"と言ってしまう。
私はやっぱりどこかで疑っているのだ。全く異なる言語を自分は話すことができるのだろうかと。日本語も
ままならないのに。
ウェイさんは言った。
"いつも頭の中で考えるんだ。忘れないように。考えなくなると、どんどん話せなくなる。
そして疑ってはいけない。自分は話せると信じること。"
"Don't doubt ! (疑うな)"
をウェイさんは繰り返した。
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語学は本当に努力なくして身につけることは出来ない。きちんと勉強をして英語を話せる人でさえ語学の勉強に終わりはないと言っていた。
長い長い長い長い道のり。